どうも、ぱっちゃんです。
本日は「ebay輸出の利益計算の方法」です。
今回は、 ebay輸出で販売する際にかかる複雑な手数料の解説です。
ebay販売時には様々な手数料がかかります。そのため、日本のヤフオクやメルカリよりも数段複雑で面倒な計算をする必要があります。
ですが、この正しい利益計算ができないと、
「利益が出るはずだったのに赤字に」
「利益が無いと思ってスルーしたら実は利益出た」
といった凡ミスを発生させる原因にもなります。
そんなミスを発生させないためにも、正しい利益計算の仕方を覚えましょう。
Contents
ebay輸出で販売すると発生する販売手数料
まずは、ebay輸出の販売時にかかる各種手数料について解説します。
ebayの手数料のルール
まず覚えておいてほしいのが、ebayの各種手数料は非常に複雑だという事です。
- 出品するカテゴリーによっても違う
- 月に何商品出品するかによっても違う
- オークション形式か固定価格がでも違う
- eBayストア登録しているか
- Top Rated Plusの認定があるかどうか
これらの要素によって手数料は変動します。つまり各個人でケースバイケースです。
そのため、正確な「手数料は〇%!」という提示は難しいので、今回の計算例はあくまで一例として覚えておいてください。
ebay販売にかかる各種手数料
通常、ebay輸出販売時にかかる 基本的な手数料は以下の3つです。
- ebey出品手数料
- ebay落札手数料
- paypal手数料

ほかにもオプション手数料や、store登録(ヤフオクのストアのようなもの)をしていれば、store手数料がかかります。
ただしこれを解説すると、さらに複雑になるので今回は割愛します。
まずは基本の3つの手数料を覚えましょう。
ebey出品手数料
商品をebayに出品するとかかる手数料です。
この手数料が一番複雑でややこしいです。まず、オークション形式か、固定価格形式かによって違います。この出品手数料、月50商品まではオークション形式、固定価格形式ともに無料です。

この50品を超えると、形式によって以下の手数料がかかってきます。
- 固定価格形式は05ドル(1ドル110円の場合・5円~6円ほど)
- オークション形式では3ドルかかる(1ドル110円の場合・33円ほど)
ただし 以下のジャンルは「月100商品」までオークション形式に限り出品手数料無料です。

- Antiques(アンティーク)
- Art(アート)
- Baby(ベビー)
- Clothing, Shoes & Accessories(衣類、靴&アクセサリー)
- Coins & Paper Money(コイン&紙幣)
- Collectibles(収集品)
- Dolls & Bears(人形&ベアー)
- Entertainment Memorabilia(エンターテイメント記念品)
- Health & Beauty(ヘルス&ビューティ)
- Jewelry & Watches(ジュエリー&時計)
- Pottery & Glass(陶器&ガラス)
- Sports Mem, Cards & Fan Shop(スポーツ記念品、カード&ファン・ショップ)
- Stamps(切手)
- Toys & Hobbies(おもちゃ&ホビー)
このカテゴリーも101品目からは0.3ドルかかります。またこれら出品手数料は落札者がいなくても出品した時点で徴収されます。
ebay落札手数料
落札手数料は「商品が落札された場合に徴収される手数料」です。
日本のヤフオクやメルカリで言えば 「販売手数料」というとイメージしやすいと思います。手数料は商品代金の10%、100ドルなら10ドルかかります。
paypal手数料
売れた商品の代金を受け取るpaypalにも手数料がかかります。
基本的には 「販売額の3.9%+40円」の固定です。例として100ドルの商品なら3.9ドル(1ドル110円なら約429円)+40円かかります。
paypal手数料自体はわかりやすいのですが、ややこしいのが「送金手数料」です。
ebayからPaypalの口座へは手数料3.9%+40円ですが、paypalから 日本の自分の口座に移す時にも手数料が取られます。
正しくは手数料というよりは、 「独自レートで日本円に換算されて日本の銀行口座に入金される」わけです。
例えば1ドルが110円の時はpaypal独自レートによって、「107円前後」で計算されて送金されます。
paypal口座から、日本の銀行口座に100ドル送金するとしましょう。
その時の為替レートが110円だとすると、11000円入金されるはずですよね?
ですがpaypalでは独自レートでおおむね3円ほど安い「107円レート」で換算されてしまいます。
と言うことは11000円ではなく、10700円に下がって入金されるのです。あまりぎりぎりな利益で販売すると最後の最後、この独自の送金レートで、赤字になる可能性もありますので注意しましょう。
store登録料
今回は深く掘り下げませんが、一応store手数料についても軽く解説しておきます。
Storeとはebay storeの事で無料出品枠が増えたり、落札手数料が割引されたり、商品ページをカスタマイズできるなどの機能が付与されます。
厳密に言えば違うのですが、 Yahoo!ショッピングの「プロフェッショナル出店」のようなものをイメージしてください。



5つのプランがあり、それぞれ特典が違います。今後ebay販売の規模を大きくするつもりであれば、
いずれ必ず利用しますので、軽く頭の中に入れておきましょう。
ebay輸出の利益計算の方法
では実際に計算してみましょう。
かかる手数料と例
今回、storeは登録していないとして、100ドルの商品をオークション形式で販売したとします。
まず、ebey出品手数料がオークション形式なので、0.3ドルかかります。
続いて、ebay落札手数料が10%、100ドルなので10ドルかかります。
最後に、paypal手数料が3.9%+40円で、100ドルの場合3.9ドル+40円かかります。
手数料を合計すると、0.3ドル+10ドル+3.9ドル(+40円)で 合計14.2ドル(+40円)になります。
為替相場が1ドル110円だとして計算すると、100ドルの商品(約11000円の商品)を販売した場合
ざっくり1560円ほどかかる計算です。
すべてを差し引くと利益は約85.8ドル、(約9440円)です。
ただし最後にpaypal送金時に独自レートが適用されるのでここからさらに減ります。
為替が110円だと約3円ほどレートが変わるので、107円で計算します。そうすると 最終的に日本の口座に入金される額は約9180円になります。
簡単に利益計算する2つの方法
ただ、このような手数料計算を毎回商品ごとにやるのも厳しいので、簡単に利益計算できる方法を2つ紹介します。
1つ目が手数料計算ツールを使用することです。以前はebayで公式の「Fee calculator」という、計算ツールがあったのですが、現在ではなくなっています。
最近ではこちらを使う方が多いようです。

日本語で計算したい場合はこのようなツールがあります。

手数料計算ツールを使えば、手動よりははるかに速いですがそれでも面倒、という方は「ざっくり15%」と覚えておく方法も一つです。
先ほどの例でも最終的な手数料は販売価格の14%ほどでした。15%前後、と言う覚え方は大筋では間違ってません。
勿論正確ではないので、シビアな薄利商品の時は使用できませんが、あまり手数料計算に時間をかけて仕入れや販売の時間を削るのも時間の無駄です。
僕らの目的は、利益計算マスターになる事ではなく、ebay輸出で稼ぐ事ですから、利益を出す為に力を使うのが大事です。
利益が確実に出るとわかっている商品なら、この計算方法でざっくり計算してしまうのもありです。
まとめ
ebayで商品を販売するときにかかる 主な手数料は以下の3つです。
- ebey出品手数料(ケースバイケース)
- ebay落札手数料(販売価格の10%)
- paypal手数料(販売価格の9%+40円)
計算が面倒な時は 自動計算ツールを使用するか、確実に利益が見込めるとわかっている場合は、「ざっくり販売価格の15%」と覚えておいてもOKです。
ただし、どちらにしてもどのような手数料がかかるかは、きちんと把握してきましょう。
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