どうも、ぱっちゃんです。
今回は、「ebay輸出の発送方法と海外送料の割引方法」です。
ebay輸出で落札された商品を海外に発送するとき、多くの人が「発送方法」で迷います。
国内はともかく、海外に商品を発送したことがある人はなかなかいないですよね。
海外に商品を送る方法って、実はものすごく種類があるんです。何の知識もなく配送業者のサイトで調べたり、配送業者の営業所へ行くと絶対迷います。
迷うだけならともかく、適切な配送方法を選ばないと到着が遅れ、「ネガティブフィードバック(悪い評価)」をもらってしまう可能性もあります。
様々な種類がある海外への配送方法ですが、 実際使う方法は限られています。この記事で詳しく解説していますので、是非読んでみてくださいね。
Contents
ebay輸出の発送方法の種類
まず、海外に配送できる業者ですが、以下の4社があります。
- 日本郵便
- ヤマト運輸
- Fedex
- DHL
ですが、 基本「日本郵便」だけ利用すれば問題ありません。
他の3つはいったん忘れてしまいましょう。料金やスピードなどを考慮しても日本郵便以外を使うメリットってほとんどありません。
僕もebay輸出での発送は、日本郵便以外を利用したことってほとんどないです。例外があるとしたら「30kgを超える重量の商品」を送る時だけです。(日本郵便では30kgを超える商品は送れません)
それ以外は すべて日本郵便で十分ですので、今回も日本郵便に絞って解説しています。
日本郵便で海外に送る配送方法は主に4つあります。
- EMS
- 国際eパケット
- 国際小包(航空便)
- 国際小包(船便)
細かく解説するともっとあるんですが、説明したところで使わない配送方法がほとんどです。
例えば絶対使わない配送方法といえば「船便」。名前の通り船を使って配送する方法です。
料金は確かに安いんですが商品到着が致命的に遅いです。船便を使って商品を発送してしまうと、荷物がお客さんに2か月以上届かないなんてことも。
ebay輸出をはじめとする、ビジネスで使用する配送方法は限られています。先に結論から言うと「EMS」と「eパケット」だけ使用すればほとんどのケースに対応できます。
EMS
国際スピード郵便と呼ばれる配送方法で、海外配送するときのメイン方法の一つです。
現時点で海外に商品を送る方法の中では 最強の配送方法です。先ほども書きましたが、このEMSと国際eパケットの2つがあればほとんどの商品と国に対応できます。
EMSは国際スピード郵便の名前の通り、素早い配送が可能で、ほとんどの国に1週間以内で配送が完了します。
アメリカで大体4日~5日、ヨーロッパなら3~5日で商品が届くこともあり、追跡も可能、さらに保証制度も充実しています。

EMSはすべての配送方法の中でももっとも安全に、そして素早く商品を届けてくれます。
特に追跡に関しては発送から到着まで確実に追跡でき、状況が把握できます。EMSで運べる重量やサイズのものならEMS以外の方法で送る理由はありません。
配送に関しては最強ですが、その分送料が高いのが難点です。以下がEMSの料金表です。



アジア圏でも1400円~と、結構な送料がかかりますが、ケチって他の配送方法で送り到着に時間がかかりネガティブフィードバックを受けたら意味がありません。
海外配送するときは迅速で、安心安全なこのEMSをメインに利用しましょう。
国際eパケット
国際eパケットは「小型配送物」と呼ばれる、EMSと並んで海外配送のメインとなる方法です。
EMSは確かに素晴らしいんですが、やはり送料の高さがネックです。
小さくて単価の安いものをEMSで送ると、送料や手数料で赤字になることもあります。
そんな時にこちらのeパケットを利用します。eパケットで送れるサイズはこちらを参照してください。

上記のサイズで、重量は2kgまでという制限はありますが、この条件に合致するものならEMSよりも安く海外に商品を送ることができます。
補償も6000円までついていて、eパケットの料金は以下の通りです。

アジア圏でも最低1400円かかっていたEMSに対して、eパケットは530円~と断然安いです。EMSほど早く配送できないというデメリットはありますが、小さくて軽いものはeパケットで送りましょう。
また、 一応追跡機能も付いているのである程度安心して発送ができます。一応というのは、実は一部の国では追跡番号が現地で変更されてしまうケースがあるんです。
すると追跡ができなくなるので、すべてのケースで100%追跡ができるわけではありません。(トラブルになったことはありませんが)
なお、 eパケットには「eパケットライト」というサービスもあります。eパケットライトは送れる大きさや重量はeパケットと一緒ですが、eパケットよりも安く配送できます。
ただし、eパケットと比べて2つのデメリットがあります。
- 受領無し(ポストに配達)
- 保証なし
国内ならともかく、海外配送で受領無しは若干不安ですね。とはいえ、商品に合わせて使い分ければいいと思います。不在時でも届くというのはある意味ではメリットです。

料金もこの通り、eパケットに比べても安くなります。海外配送方法はEMSとeパケット、eパケットライトを商品によって使い分けましょう。
この3つの配送方法を比較すると以下のようになります。

高価なものや大きなものはEMS。小さくて安価で軽いものはeパケットかeパケットライト。このように使い分けるといいでしょう。
国際小包(航空便)
航空便の国際小包は飛行機で商品を配送します。飛行機を使う分コストが高くかかりますが、1週間前後と比較的早い配送が可能です。
送れる荷物の条件はEMSとほぼ一緒ですが、EMSより配送に時間がかかる上に料金が高いため、あえてこの国際航空便を使う理由はないでしょう。
ただ、商品の重量が2kg未満の場合、「国際小包の航空便」ではなく「小型包装物の航空便」で送ることはあります。
EMSでカバーしていない地域に送れる場合もありますし、料金はEMSよりもはるかに安く送れます。

デメリットは国際書留オプション(+410円)を付けないと、追跡もできませんし補償もついていません。
この小型包装物も航空便とエコノミー便、船便と選べますが、エコノミー便と船便は到着が遅くはっきり言って使い物になりません。
もし使う機会があるとしたら 「小型包装物の航空便のみ」と覚えておきましょう。
国際小包(SAL便)
SAL便は「エコノミー便」の事で、その名の通り、安く商品を送ることができます。
航空便同様、飛行機を利用するのですが、積まれる優先度が低いため、時期やタイミングで到着が大幅に遅くなるというデメリットがあります。
荷物が少ないときはスムーズに航空便に搭載されて数週間で届きますが、クリスマスシーズンや荷物が多いときは1か月以上かかることもあります。
航空便よりも安く配送できますが、「配送可能地域が限られる」「配送スピードが遅い」という点で利用するメリットはほとんどありません。
「配送までに2週間~3週間ほどかかる」と明記されていますが、実際それ以上遅れることも多々ありますので、大体1ヵ月弱はみておいたほうがいいでしょう。
ebay輸出の送料を安くする方法
海外配送のメインとなるEMSとeパケット、この送料を安くする方法があります。
それは郵便局の 「料金後納契約」です。
料金後納契約をして、一定の条件を満たすと、EMSやeパケットの料金が大幅に割り引かれます。ebay輸出をメインでやっていくなら絶対に結んでおいた方がいいです。
料金後納契約を結ぶ
郵便局にあらかじめ申請してこの料金後納契約を結ぶと、以下の3つのメリットがあります。
- 送料が翌月まとめて払えるようになる
- 一定の条件で料金が安くなる
- 郵便局員が家まで荷物を引き取りに来てくれる
ただし、この料金後納契約には条件があります。
- あらかじめ契約を結んでおくこと
- 毎月50個以上郵便物を出すこと
- 利用する予定の料金の2倍に相当する担保を提出
あらかじめ契約を結ぶのは問題ないですね。毎月50個以上郵便物を出す、というのも基本的には問題ないと思います。
ebay輸出をメインでやっていれば50個くらい普通に送ると思います。
ちょっとわかりにくいのが3つ目の「担保」です。これは要するに料金を後払いにする以上「本当に料金きちんと払えるの?」っていう疑いを晴らすために提出するものです。
これに関しては色々と方法がありますが、僕は 銀行の残高通帳を提出しました。
利用するであろう料金の2倍相当というのがあいまいですが、残高が数十万以上あれば問題なく審査には通ると思います。
この契約を結んでおくと色々と本当に便利です。後述しますが送料が安くなるのはもちろん、わざわざ郵便局に商品を持っていくかなくていい点が本当に楽です。
通常の郵便局の窓口局員に海外配送品を持ち込むと「当たり外れ」が大きくて海外配送なんて、ほとんどやったことがない、という人もいます。
そういう局員さんに当たると20分以上待たされるとか、発送ラベルを貼ったら重量が数グラムオーバーして、料金を上乗せされてしまったとか。
499gの商品にラベル貼ったら505gになって、600gの送料を請求されたとかありました(笑)(発送ラベルは重量に入りません)
待たされるのも問題ですが、送料の計算間違いは利益に直結します。
このように、地域差はあると思いますが、郵便局に持ち込むとトラブルが頻発します。
料金後納契約を結んでおけば、郵便局に持っていく時間も節約できますし、窓口でひたすら待たされり、料金を間違えらえることはありません。(あってもその場で指摘できます)
毎日引き取りに来てくれる局員さんと顔なじみになっておくと、お得な情報を教えてくれることもありますし、何より「いつもの局員さん」に毎日来てもらえるので安心できますよね。
本格的にebay輸出を始めたら是非この料金後納契約を結んでください。
どのくらい料金が安くなるのか
ではこの料金後納契約でどのくらい料金が安くなるか解説します。
料金後納郵便契約を結ぶと、 一定の条件下で送料が割引されます。海外発送方法のメインであるEMSとeパケットに絞って割引率を解説していきます。

EMSは 差出個数10個以上で10%~15%の割引が受けられます。
また 月50個以上出すと10%、100個以上出すと15%と荷物が増えれば増えるほど割引率が大きくなります。
その他、年間実績割引と言ってその年の出荷数に応じても割引がされます。EMSは送料が高いので10%~20%の割引は非常に大きいです。

eパケットもEMS同様、 差出量によって40円~60円の割引が適用され、月間、年間の差出数でも割引が適用されます。
送料や手数料で利益を圧迫しやすい海外輸出ビジネスでは、この料金後納契約による割引は必須と言えるでしょう。
まとめ
ebay輸出で海外に商品を配送する際、様々な配送方法がありますが、実際使用する配送方法は以下の2つだけ覚えておけば問題ありません。
- EMS
- eパケット(もしくはeパケットプラス)
高価なものや大きいものは保証付きでスピーディなEMS。小さくて軽いものは安価なeパケット。このように使い分けて発送しましょう。
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