どうも、ぱっちゃんです。
本日は、せどり・転売ビジネスで融資を受ける方法です。
物販は資金力がすべてです。
資金があれば大量に仕入れてその在庫を大量に販売し、一気に売り上げを伸ばすことができますよね。
現金があれば
・アマギフを購入して安く買ったり
・メーカーから大量に仕入れる
と、いうような選択肢も持つことが出来ます。
逆に資金が無いとコツコツ増やすしかないため、せどり・転売事業の規模を大きくするにしても時間がかかってしまいます。
とはいえ、使えるお金、用意できるお金には限界があり、誰もが数百万円ものお金をポンと容易出来るわけではありません。
そんな時は「融資」を考えてみましょう。
融資を受けることでせどり・転売ビジネスの資金が一気に増え、仕入れだけではなく様々な面でメリットを受けることができます。
Contents
融資とは?融資の種類と主な借入先

融資とは「銀行などの金融機関からお金を借りる事」です。
融資と聞くと真っ先に銀行を想像するかもしれませんが、現在銀行以外にも様々な場所で融資を受けることが可能です。
主な借入先としては以下のような場所があります。
・ 銀行
・ 日本政策金融公庫
・ Amazonレンディング
今回はこの3つの借入先について詳しく解説します。
それぞれにメリットデメリットはありますが、特に日本政策金融公庫は銀行よりも審査が甘く返済期間も長く、金利も低くおすすめです。
せどり・転売で融資と聞くと驚く人もいますが、せどり・転売ビジネスは立派な物販業。
つまりビジネスなので融資を受けられない理由は何一つありません。せどりだから審査に不利になる、有利になるということはないので安心してください。
逆に物販はお金をかりやすいビジネスモデルですから物販を選んで正解だった。と、思って頂きたいです。
また、融資を借金、と考える人もいると思いますが、別物として認識してください。
借金は生活が苦しいとか、自分の欲求のために計画性もなく借りるお金の事で、つまり後ろ向きな理由でお金を借りる事です。
一方、融資は「事業を大きくするために計画的にお金を借りること」で、前向きなお金を借りることです。
確かに負債を抱えるのは誰でも不安になりますが、それを乗り越えないと事業の成長はありません。
融資の借り入れ先の特徴について

ここでは簡単に先ほど紹介した3つの各借り入れ先の特徴を書いていきます。
銀行からの融資
まず融資と言ったら銀行ですが、銀行はもちろん事業に関する融資を行っています。
銀行には
・ メガバンク
・ 地方銀行
・ 信用金庫・信用組合
と言った種類があります。
もし銀行で借りることを考えた場合は信用金庫・組合を検討してください。
僕は福岡ですので西日本シティ銀行から融資を受けていますが、メガバンクは個人事業主ではまず相手にされません。
地方銀行も比較的審査も厳しく、信用金庫・組合は銀行系の中では比較的審査が緩いため、銀行系では一番のおすすめです。
日本政策金融公庫の創業融資
せどりで融資を受ける際に特にお勧めしたいのがこの日本政策金融公庫です。
日本政策金融公庫は一般の法人ではなく、100%政府出資で運営される事業主や法人に対して融資支援を行う金融機関です。
銀行さんからも銀行のように利益を第一目的とした一般法人ではないので、審査も比較的緩く金利も抑えられています。
せどりで融資を受けるなら最初はここを使いましょう。ただし、銀行と同じかそれ以上に申請手続きは面倒です。
できれば商工会や税理士のサポートを受けたほうがスムーズです。
とはいえ、きちんと手順に沿って申請すれば自分ひとりでもできないことはありません。
僕は銀行だけではなく、日本政策金融公庫からも融資を受けましたが、税理士さんにサポートしてもらい、書類を集めて、日本政策金融公庫の人と面接してーって感じでサクっと終えました。
Amazonからの融資
せどりで融資を受けるには普段利用しているAmazonから融資を受けるという方法もあります。
それが2014年にAmazonがスタートさせた融資、Amazonレンディングです。
AmazonレンディングはAmazonで販売実績のあるセラーなら、誰でも融資が申し込めます。
法人限定とありますが、特に会社法人でなくてもAmazonでの販売実績が一定以上あれば融資は受けられるようです。
主なメリットは以下の2つです。
・ 審査が早い(新規でも5営業日)
・ 審査が独特(アマゾン独自)
銀行や日本政策金融公庫だと3週間~かかる融資も、Amazonレンディングなら初めての利用でも5営業日、わずか1週間足らずです。
審査もAmazon内の販売実績を元に行われるため書類いらずで簡単。返済はAmazonの売上金から引かれれるため面倒も無く、普段Amazonを利用している人にとっては簡単で便利な融資と言えるでしょう。
ただし、デメリットが2つあります。
・ 金利が非常に高い
・ 返済期間が3カ月か6カ月しかない
Amazonレンディングの金利は年率で約8%と、銀行や日本政策金融公庫の2~4%に比べて非常に高いです。
頻繁に利用していると事業を圧迫します。また、どんなに大きく借りても返済は3カ月か6カ月です。
そのため、クリスマス前などのイベント前に借りて、その売り上げで一気に返済する、という使い方だけに限定したほうが良いでしょう。
せどり・転売で融資を受けるメリット

せどり・転売で融資を受けるメリットは主に2つ。
・ 仕入れを大きく増やせる
・ 資金ショートやトラブルに耐えるだけの事業体力がつく
まずは単純に取扱量が増えるので利益が大きくなります。せどりの利益率は大体10%~30%です。
10万円あれば1~3万円の利益。
100万円あれば10~30万円の利益です。
ではせどり・転売で融資を受けて1000万円あったらどうでしょうか?
利益は単純計算ですが100~300万円になります。
せどりは物販ビジネスなので、仕入れが増えて売り上げが増えれば利益も大きくなります。せどり・転売で融資を受ける=稼げる利益も増えるのです。
「あの商品を仕入れたら絶対に儲かるのに…資金が足りない」こういう方は本当にもったいないです。この瞬間にも稼げるチャンスを失っているわけですからね。
是非、融資を受けて仕入れるべきです。
せどり・転売で融資を受けるもう一つのメリットは、トラブル時にそれを乗り切るだけの事業体力がつくことです。
せどりはAmazonや仕入れ先に依存するビジネスです。特にAmazonの状況一つで事業そのものが吹き飛ぶ可能性があるといってもいいでしょう。
もしAmazonの規約違反をしてしまった場合などで、Amazonの口座が凍結された場合、最大で90日間振り込みが停止します。
Amazonの売り上げで仕入れ代金を払っていたり、生活している人はこの瞬間から一切の収入が途絶えるわけです。
そんな時、融資のお金をプールしてあれば、そのお金で直近の支払いや生活は何とかなりますね。お金があることで緊急時も気持ちに余裕を持って対応できます。
せどり・転売の融資で受けたお金を、全て仕入れに使ってしまっている場合はどうしようもなくなりますが
せどり・転売の融資はリスクヘッジとしての使い方もありますのでオススメです。
せどり・転売で融資を受けるデメリット
せどり・転売の融資を受けるとデメリットも2つ発生します。
・ 返済・利息
・ 油断
当然ですが借りた以上は返済する必要がありますし、その返済に利息を付ける必要があります。
もし融資を受けても事業がうまくいかなかった場合、返済が苦しくなりますし、利息が負担になってきます。
事業が順調にいっていても常に返済が頭にあるので、返し終わるまでなかなか気も休まらないという人もいるかもしれません。
もう一つは油断です。
借りたお金とはいえ、一時的に大金を手にすることで気が大きくなってしまう人がいます。すると仕入れ資金を余計な生活費に使ってしまう人もいます。
せどり・転売の融資は借りたお金なのに、そのことを忘れてまるで自分のお金かのように使用してしまうのです。
すると売り上げは落ち込み、資金は減り、仕入れ代金が少なくなって売り上げが減り・・・
いつの間にかせどり・転売で融資を受けた事実だけが残ります。こうなると廃業も近いでしょう。
気が大きくなりやすい性格の人は気を付けて運用する必要があります。この2つがせどり・転売で融資を受ける最大のデメリットです。
融資を受けるべき最適なタイミングや時期

せどり・転売で融資を受けるタイミングは2つ。まずは「事業を拡大する自信がついたとき」。
せどりというのは知識や経験を元に商品を仕入れて販売する事業ですので、知識と資金があればいくらでも稼ぐことが可能です。
自分がせどりをやっていて、「もっと資金があればあれとこれも仕入れて利益を出せるのになあ…」と考えたら是非融資を受けてその商品を仕入れるべきです。
もう一つは「大きなイベント前」です。
例えばクリスマス前など。仕入れたら仕入れた分だけ売り上げが見込めるようなイベント前に、融資を受けた資金で一気に仕入れて売り切ってしまうのです。
融資を受けて仕入れれば稼げるのに、その稼げるチャンスを逃していることは非常にもったいないと思いませんか?チャンスが来た時は勇気を出してつかみとっていきましょう。
融資の申請方法について

では、それぞれの融資借り入れ先の申請方法を見ていきましょう。
ここでの手順はあくまで一例です。借入先や状況などによって多少の違いがありますので、実際借りるときは確認するようにしましょう。
銀行からの融資
先ほども書きましたが、銀行の場合は信用金庫・信用組合に行きましょう。
メガバンクに行っても相手にされませんし、地方銀行でも審査は若干厳しめ。特に新規事業の場合はかなり厳しい審査があります。
銀行の違いで融資の内容に差はないので、わざわざ審査の厳しいとこに行く必要はありません。
必要な書類は
・ 融資申込書
・ 約定書
・ 創業計画書
・ 事業計画書
・ 決算書もしくは確定申告書
・ 使用目的がわかる資料
・ 住民票
・ 印鑑証明書
・ 納税証明書
などです。
法人か個人かでも変わってきますので、これに関しては銀行員からしっかりと話を聞いて必要な書類を準備しましょう。
必要書類や手順は銀行などによって異なってきますが、共通しているポイントは
・「返済能力があるか」
・「事業をしっかり把握しているかどうか」
を証明する事です。
・ 自分の事業がどういった事業で
・ なぜお金が必要か
・ いくら必要か
・ 今後どうやって事業を成長させていくのか
といった細かい数字や今後の展開などをしっかりと説明できる資料が必要になります。
また、本人もその内容を把握しておく必要があります。「なんとなく事業を大きくしたいから借りられるだけ借りに来た」これは絶対にNGです。
日本金融政策公庫の創業融資
おすすめの日本政策金融公庫です。
この金融機関には「新創業融資制度」という新規で事業を興す人のための制度があります。
こちらを利用するとより審査が緩く、また金利面でも有利になります。借入金額は最高3000万円で、必要な自己資金は10%程度でOKです。
確定申告を2期行ってしまうとこの制度は利用できなくなりますが、そうでなければ是非こちらを活用しましょう。
融資を受ける手順は
1. 日本政策金融公庫に電話して予約をする
2. 店舗に行き面談をする
3. 必要書類を集める
4. 面接・面談
5. 場合によっては事業場所の視察
この手順でOKです。
必要書類は
• 創業計画書
• 企業概要書
• 身分証(運転免許証等)
• 部屋の賃貸契約書
• 銀行の通帳や取引記録
• 公共料金支払い実績書類
• 借金がある場合は残金がわかる書類
• 確定申告書
• 収支内訳書
といったものが必要です。
全て必要なわけではなくこれも都道府県や店舗によって違ってきます。スタッフの話を聞いて必要な書類を集めましょう。
Amazonからの融資
最後はAmazonレンディングです。
Amazonレンディングはセラーセントラルにログインするとトップで表示されたり、右側に表示されます。
※2018年になってこの表示がされなくなったという問い合わせが殺到しています。
AmazonのHPにはレンディングの情報がありますのでなくなったわけではなさそうです。申し込む場合は直接レンディングに確認してみたほうがよさそうです。
【お問い合わせ先】 amazon-lending@amazon.co.jp
申し込みはAmazonから行えますし、どこかに出向く必要はありません。
また、審査も数時間から数日で終了し、スピーディに振り込まれます。
金利の高さというデメリットはあるものの融資までのスピードや、銀行・日本政策金融公庫のように面倒な申し込みがいらないので、短期でがっつり稼ぐ場合に利用するのは悪くない選択肢だと思います。
融資をスムーズに受けるために用意・準備しておいたほうが良いもの
最後にせどりで融資を受けるために用意しておいたり、準備しておくといいものを紹介しますね。
・清潔感のある格好orスーツ
銀行や日本政策金融公庫に行く場合、必ずスーツor清潔感のある格好で行くようにしましょう。
短パンサンダル、Tシャツ姿の人に大事なお金を信用して貸す人はいませんよね。融資の際の面談では会社の健全さと併せて融資を受ける人の社会人としての常識も見られます。
・古物商免許
せどりに必須の古物商免許ですが、もし取得していない場合は必ず取得しておくようにしましょう。
古物商免許があると融資を受ける際の審査が有利になります。自分の事業の内容を説明する際も説得力が出ますし、信ぴょう性も増します。
そもそもせどりに古物商は必須ですし、取得しておかない理由が無いですね。警察署に行き、必要書類と19000円の申請料を払えば1カ月ほどで取得できます。
・個人事業主になっておくか法人を立ち上げておく
開業届を出して個人事業主になっておくか、法人を立ち上げておくと融資が通りやすくなります。
個人ではなく事業としてお金を借りに来た、という事実に信ぴょう性が出るためです。ちなみに普段は会社員をやっている副業せどらーも、開業届を出して事業主になることは可能です。
事業主になっておくことで青色申告などの税制面での、メリットも受けられるので、是非個人事業主になっておきましょう。
・商工会加入
商工会は各地域の商工業を発展させるために活動している「特別認可法人」です。
「事業者同士助け合うための団体」と考えてもらって構いません。事業継続6カ月以上の事業主なら誰でも加入できます。
月々数百円~1000円程度の会費が必要ですが、この商工会に加入すると事業の相談やサポートを受けることができるようになります。
このサポートの中に「融資を受けるための相談」も含まれていて、例えば銀行や日本政策金融公庫で融資を受ける際の書類の書き方や面談の対策。
今まで融資を受けたことがある先輩方からのアドバイスももらえるでしょう。自分ひとりでやるよりずっとスムーズに融資を受けることができるようになります。
・税理士
もし、簡単に、かつスムーズに融資を受けたい場合は、税理士に依頼するのが一番確実で早いです。税理士は税に関する相談だけではなく融資を受ける際のサポートも行っています。
融資を受けるための書類作成というのはものすごく複雑で大変です。このサポートだけでも、負担は大きく減ります。
また、フルサポートの場合は、ほぼ何もしなくても融資が受けられます。書類の作成から面談、事務手続きまですべてお任せです。
気になる報酬は、書類作成のサポートで3万円~5万円。融資を受けるまでの完全フルサポートだと数万円+成功報酬で融資額の数%、大体この位が相場です。
相場がはっきりしていないのは、税理士が「自由報酬」だからです。税理士によって金額が全然違います。高ければいいというわけでもないので是非信用できる税理士さんを探しましょう。
まとめ
物販事業は最終的に「資金力」が物を言います。
ビジネスを加速させたい、大きくしたい、安定させたい。そのためには多額の資金が必要です。
そして多額の資金を確実に手にするためには融資が一番です。現在、必要な方もそうでない方も必ず必要な知識です。ぜひ融資について学んで取り入れていきましょう。
コメントを残す