どうも、ぱっちゃんです!
今回は「LINE公式アカウントの作成方法や使い方!費用とプランについても解説!」です。
1億総発信者時代と呼ばれる現代ですが、LINE公式アカウントを作成して友達(ユーザー)を増やすと、多くの顧客に向けて、ビジネスや事業の情報発信を行うことができます。
今や生活に密着したツールLINEですので、使っていない人はほぼいないでしょう。このLINEを情報発信ツールにできたらビジネスにとって大きな後押しができます。
大きな投資も不要、月々の運用コストも無料、もしくは格安で発信効果の高いツールです。
2020年に大きく名称や料金が変わりましたので、2020年度最新版で解説します。
Contents
LINE公式アカウントとは?普通のアカウントとどう違うの?
LINE公式アカウントとは簡単に言うと、「ビジネス用LINEアカウント」の事です。

その機能も、通常のLINEアカウントと違い、事業者がユーザーに向けて、情報発信するための機能に特化しています。
通常のラインが「1対1」や「グループ内」の利用に特化しているのに対して、LINE公式アカウントは「1対多数」のコミュニケーションに特化しています。
もちろん通常のチャットをすることもできますが、基本は比較的一方通行な情報発信がメインです。
このLINE公式アカウント、もともとは大企業向けの「LINE公式アカウント」と中小企業向けの「LINE@」が存在していました。
「LINE公式アカウント」は初期費用も月額運用コストも数百万円単位で、資本のある大企業向けアカウント。
一方「LINE@」は運用コストを抑えた中小企業、事業者向けのアカウントとして区別されていましたが、2019年にこれらが全て統合。
現在ではビジネスアカウントは全て「LINE公式アカウント」という名称で統一されました。
料金も「LINE@」に寄っており、分かりやすくシンプル、そしてリーズナブルな料金プランになっています。
この記事でも正式名称の「LINE公式アカウント」を使用しますが、古い言い方で言えば中小企業・個人事業主向けの「LINE@」について解説すると思ってください。
LINE公式アカウントを始めるメリットは?
LINE公式アカウントを作成すると、ビジネスに様々なメリットを生み出します。ここではLINE公式アカウント作成の3つのメリットを解説します。
LINEで多くの人に情報発信ができる
一番大きなメリットはビジネスにおいて一番重要な、情報発信が手軽にできるというメリットです。
本来、情報発信は地方の情報誌紙面でも毎月数万円~十数万円、テレビやCMだと数百万円以上の莫大な費用が掛かります。
また、チラシを配ったりするのにも、人件費やチラシ代など、決して安くない様々なコストがかかります。
LINE公式アカウントは初期費用は0円、月額費用も0円から高くても月額15,000円(追加課金はあります)という、低コストで情報発信ができます。
同じように安価な情報発信として、メルマガなどもありますが、メルマガはやや開封率が低いというデメリットがあります。
例えばメルマガの基本開封率は5~10%です。
1000人の登録者がいて、全員にメルマガを送ったとしても100人の読まれれば多い方ですね。
タイトルや発信する時間帯等に注意していない場合、おそらく100人も読みません。
そもそもメールそのものを通知していない、という人や、メルマガが迷惑メールに入りっぱなしで気づかない、という事もよくあります。
一方で、LINEを使った情報発信はほぼ必ず開いてもらえる(読まれるかどうかはさておき)ため、確実に情報を届けることができます。
LINEは生活と深く密接しており、LINEのトークを通知しないように設定している人はいません。
しかも、通知が来ればほとんどの人は未読を消すために、とりあえず開きます。そのため、LINEからの情報は開封だけならほぼ90%以上開封されます。
さらに、文章もメルマガのように挨拶や締めの言葉などを入れる必要もなく、ある程度カジュアルな文面でOKです。
むしろスタンプなどを使用し、友達に接する様な距離の近さで情報発信したほうが、ユーザーの心にも刺さりやすくなります。
また、回りくどい文章がない事で要点が分かりやすく、情報の質も高くなります。このように、情報発信の方法としては非常に有効な方法です。
ビジネスを促進させる機能が充実している
細かい機能については後述しますが、LINE公式アカウントはビジネスで情報発信するための様々な機能が付帯しています。
- クーポン配布
- ポイントカード機能
- アンケート機能
- 抽選機能
これらの機能を駆使することで、大企業はマーケティングに利用したり、顧客の要望や希望をダイレクトに、把握して分析することができます。
中小企業や個人事業主はポイントカード機能やクーポン機能を活用することで、作成や発行ににかかる人件費や費用を抑えることができます。
しかも、通常のクーポンと違ってチラシなどでお客様に直接渡す必要がなく、確実に届くため、時間や手間が削減できるうえに効果も大きいのです。
コストを抑えて情報発信ができる
料金プランについては後述しますが、LINE公式アカウントはビジネス用に使えるにもかかわらず、初期費用は0円、ビジネスの規模によっては毎月の運用コストも0円です。
顧客ユーザーの少ないうちは無料で運用できます。
もちろんある程度の規模になってくると無料で運用は厳しいですが、とりあえずコストをかけずに試せるというのはありがたいですね。
もし、効果がないと感じたら削除してしまえばOKです。この時点で費用は1円もかかりません。
LINE公式アカウントの費用とプラン
LINE公式アカウントのアカウント作成費用は無料です。
作成後、運用の規模に合わせて以下の3つのプランから選択できるようになっています。
- フリープラン(無料)
- ライトプラン(月額5,000円)
- スタンダードプラン(月額15,000円)

この3つのプランの違いは大きく分けて2つ。「メッセージ配信限度数」と「追加メッセージ課金ができるかどうか」です。
メッセージ配信限度数
メッセージ配信限度数とは、各ユーザーに送れるメッセージの回数限度です。
- フリープラン(1,000通まで)
- ライトプラン(15,000通まで)
- スタンダードプラン(45,000通まで)
このメッセージは「人」ではなく「通(回数)」という点に注意が必要です。
1,000人ユーザーがいて、1回ずつメッセージを送信すると1,000通とカウントされ、無料のフリープランではこの時点で来月までメッセージを送れなくなります。
例えばユーザーが1,000人いて、週に1回メッセージを送りたい場合。1,000人×5週で最低でも月に5,000通は送る計算になります。
そうなると最低でも15,000通まで送れるライトプランの契約が必要です。
このように「登録ユーザー数×送りたいメッセージの頻度」で計算し、プランを決めるといいです。
最初のうちはユーザー数も少ないと思いますので、フリープランで十分です。またプランはいつでも変更できます。最初はフリープランにしておきましょう。
追加メッセージ課金ができるかどうか
先ほどのメッセージ配信限度数を追加課金で増やせるかどうかです。
- フリープラン(不可)
- ライトプラン(1通5円)
- スタンダードプラン(1通3円)
無料のフリープランでは追加課金できません。そのため、ユーザーに1,000通メッセージを送ると次の月になるまでメッセージを送ることができなくなります。
ライトプランの場合は1通5円、スタンダードの場合は1通3円で追加課金してメッセージを送ることができます。
ユーザーが多くなればなるほど、配信回数を増やせば増やすほどスタンダードプランが割安になります。
ですが、個人や中小企業ではスタンダードまでは必要ないでしょう。フリープランで運用し、友達が増えたらライトプランに変更しましょう。
LINE公式アカウント登録方法
では実際にLINE公式アカウントに登録してみましょう。
登録手順1
まず、「LINE for Business」にアクセスします。

右上にある「アカウントの開設(無料)」をクリックします。

次の画面で、「LINE公式アカウントを開設」と「広告アカウントを開設」が表示されるので、「LINE公式アカウントを開設」をクリック。

次に「認証済アカウントを開設する」と「未認証アカウントを開設する」が表示されます。任意でどちらかをクリックしましょう。違いについては下記で説明します。
認証済アカウントと未認証アカウントについて
認証済アカウントと未認証アカウントの違いについて簡単に解説します。
まず、「未」認証アカウントですが、個人法人問わず誰でも自由に開設でき、できることにも制限はほぼありません。
一方、認証「済」アカウントの開設にはLINEから審査を受けて許可をもらう必要があります。
審査に通らないとアカウントは開設できないため、審査のいらない未認証に比べてハードルは少し高くなりますが一部機能が拡張されます。
- LINEの友達検索の表示されるようになる
- 販促用ポスターがダウンロードできる
- 請求書決済サービス「Paid」が利用可能になる
特に大きい機能がLINEの友達検索で表示されるようになる点です。これにより、友達追加されやすくなります。
認証済アカウントの審査ですが、「健全なアカウントか」や「認証できない業種かどうか」で判断されます。


認証済アカウント開設の審査やガイドラインについて、詳しくは下記を確認してください。
https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190829/
できれば友達追加されやすくなる認証済アカウントを開設しましょう。
ただ、未認証でも大きく不利になることはありません。お店などの検索されるような業種でなければ特に問題ないからです。
SNSやブログで友達を増やしていくような場合は未認証でも全く問題ありません。
また、未認証アカウントで登録した後からでも認証済アカウントへのリクエストが可能です。ここであまり深く考えなくても大丈夫です。
面倒に感じたら最初のうちは未認証アカウントで解説してしまいましょう。
登録手順2
今回は簡単な未認証アカウントで登録してみましょう。先ほどの画面で「未認証アカウントを開設する」をクリックします。

すると今度は「LINEアカウントでログイン」か「ビジネスアカウントでログイン」を選択できます。

「LINEアカウントでログイン」は普段の生活で利用している個人用のLINEアカウントを利用して公式アカウントにログインする方法です。
LINE個人アカウントで設定している、メールアドレスとパスワードで、すぐにアカウントを作成してログインすることができます。
「ビジネスアカウントでログイン」は別のメールアドレスなどを使って、新しくビジネスアカウント専用の新規IDを発行しログインする方法です。
プライベートのLINEアカウントを使いたくない場合などはこちらを使用しましょう。
ビジネスアカウントでログインする場合、IDを持っていない方は下にある「アカウントを作成」をクリックしてビジネスIDを作成してからログインしてください。
今回は通常のLINE IDでログインします。LINEに登録しているメールアドレスとパスワードを入力しログインします。すると、アカウント作成画面に移ります。

通常のLINEアカウントと違い、会社名と事業種別を入力する必要があります。
- アカウント名
- メールアドレス
- 会社/事業者名
- 大業種
- 小業種
入力したら確認を押し、確認画面で「完了する」を押せば登録完了です。

LINEアカウントが作成できたら、続いて画面下の「LINE official account managerへ」をクリックし、管理画面に移りましょう。
https://www.linebiz.com/jp/login/
こちらからもログインできます。
登録手順3

LINE オフィシャルアカウントマネージャー初回アクセス時、情報に関する同意を求められますので「同意」をクリック。
続いて管理画面に移ります。初回はチュートリアルが見られますが、見ても良いですし、見なくても構いません。

チュートリアルを見る、もしくは飛ばせば登録終了です。今後はこの基本画面から様々な機能を活用していくことになります。
https://account.line.biz/login?redirectUri=https%3A%2F%2Fmanager.line.biz%2F%3Fstatus%3Dsuccess
ログアウトした場合はこちらから再度ログインしてください。
LINE公式アカウントの使い方・機能一覧
LINE公式アカウントには情報発信のための様々な機能があります。それら機能の使い方について解説します。
友達追加方法
まずは通常のLINE同様友達がいないと何もできません。まずは友達を増やして発信する相手を登録しましょう。

基本画面左下に「友達追加」があるのでクリックします。

すると、「URL」「QRコード」「ボタン」の3種類の友達追加方法が表示されます。
URLは友人などメールアドレスがわかる人たちにこのままURLを送り、クリックして友達登録してもらいます。
QRコードはSNSやサイト、お店のチラシなどにQRコードを貼り付けて登録してもらう方法です。この方法ならアドレスが分からない人も友達に追加してもらえます。
ボタンは表示されているコードをサイト等に貼り付けると友達登録用のボタンが設置できます。ブログを持っている方はこのボタンをトップページなどに設置しましょう。
この3つの方法を使ってまずはユーザー、友達を増やしていきましょう。
情報発信
友達がある程度増えたら情報発信をしていきましょう。

情報発信は基本画面左の「メッセージ配信」から行います。
メッセージ配信を1回クリックすると「メッセージリスト」と「メッセージを作成」が出てきますので、まずはメッセージ作成を行いましょう。

すると、メッセージの送り方と、実際に送るテキストの編集ができるようになります。配信先は「すべての友達」か「絞り込み」で送る人を選択できます。
絞り込みを選択すると、性別や年齢、住んでいる場所などを設定して送る人を選別できます。ただし絞り込みは100人以上友達がいないと設定できません。
配信日時は「今すぐ」送るのか、「日時を指定」して送るのかが選べます。送りたい内容に合わせて調整してください。
「高度な設定」は基本的に「タイムラインに投稿する」にしておけば間違いありません。
有料プランに切り替えた場合など、メッセージの総数を調整したい場合は「配信メッセージ数の上限を設定する」にチェックを入れましょう。
「A/Bテストを作成」は例えばAパターンとBパターンのようにいくつか発信情報を作成しておき、一部のユーザーに試験的に情報配信する機能です。
その結果を分析し、開封率などのパフォーマンスを表示させることができます。
その結果を見て、効果の高かった情報をテスト配信しなかった残りのユーザー全員に配信する、といった使い方ができます。
いくつか情報を作ったけど、より効果の高い情報を採用したい、というときにこのテストが有効です
テキストはそのまま配信する内容を入力します。プレビューも表示されますので、それを見ながら配信したい内容を作成していきましょう。
テキストで作れるメッセージには以下の種類があります。
- テキスト
- スタンプ
- 写真
- クーポン
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- 動画
- ボイスメッセージ
- リサーチ
- カードタイプメッセージ
このうち通常のLINEでおなじみのテキスト(文字)、スタンプ、写真や動画は説明不要かと思います。そのほかの機能について下記で解説します。
クーポン
割引に使えるクーポンなどをLINE上で作成して送ることができます。お店を開いているかたには必須の機能です。
紙のチラシなどにつけるクーポンと違ってほぼ確実に気づきますし、切り取ったり持ち歩いたりする必要がないので使ってもらいやすいです。
リッチメッセージ
画像+テキストのような形で表示できるメッセージです。イラストなどと組み合わせると見やすくわかりやすいメッセージ配信になります。
配信するためには素材をあらかじめ作成しておく必要があります。
リッチビデオメッセージ
動画+外部誘導の機能です。一定の動画を流した後、外部リンクに誘導できる、CMのような機能です。
YouTubeなどで動画に慣れている若い人は特に動画で訴求したほうが効果は高いでしょう。
ただしこちらもあらかじめ作成しておく必要があり、画像などに比べると動画を探したり作ったりする手間がかかります。
ボイスメッセージ
音声を送ることができます。業種やアカウントオーナーのキャラクターによっては効果的な配信ができるでしょう。
リサーチ
お客様に対して、無料のアンケートやリサーチが実施できます。事業に関する意見や要望をお客様の生の声として聞くことができる機能です。
改善点を探したい時などに活用するといいでしょう。
カードタイプメッセージ
様々なコンテンツを一度に送れるタイプです。

画像やテキスト、クーポンといった先ほど解説した内容を詰め込んで送りたい時などに使用します。
ただしごちゃごちゃしがちですので、多用はしないほうが良いかもしれません。
分析機能

画面左上の分析からは情報発信やメッセージ、友達とのやり取りや増加数といったデータ分析を行うことができます。
最初のうちはデータ数が少なくあまり役に立ちませんが、友達が増えてくるとこのデータでクーポンや情報発信の内容を変えたりするヒントを見ることができます。
チャット

基本画面左上の「チャット」をクリックするとチャット画面に移行します。
チャット機能については説明不要かと思いますが、1点だけ通常のチャットと異なる点があります。
それは、「友達(ユーザー)からトークが送られてこないと返信できない」という点です。
つまり、友達登録されていても、相手から1回トークが送信されないとこちらからは送れません。
応答メッセージ/AI応答メッセージ
基本画面の左から応答メッセージ/AI応答メッセージの設定が可能です。

これは簡単に言うと、「自動でメッセージを返してくれる機能設定」です。
まず、応答メッセージは「友達からトークが来た時に自動的に返信する機能」です。
例えば友達が多すぎていちいち個別にチャットができないなどの場合、「トークが来たら自動でお断りメッセージを返信する」といった設定が可能です。

一人一人からの問い合わせに応対するのが難しくなったときは、この機能を使いましょう。
「AI応答メッセージ」は友達から特定のキーワードで質問された時、あらかじめ設定しておいた文章を自動で返信する機能です。
例えば、お店とかではよく営業時間を聞かれることが多いと思います。
AI応答メッセージにあらかじめ「営業時間」というキーワードと「AM10:00~PM18:00です」というテキストを設定しておきます。
すると友達から「営業時間は?」と質問された時に「AM10:00~PM18:00です」と自動で返信してくれます。
よく聞かれる質問などに対してテキストをできる限り用意しておくと、ほぼこれだけで問い合わせ対応が可能です。
ただし、イレギュラーなことを聞かれることが多い業種ではこの機能の設定は大変かもしれません。
アカウント設定
基本画面右上の「設定」からアカウント設定を行うことができます。

この中で使用するのは主に「アカウント設定」です。
ここではアカウント名といった基本情報や、未認証アカウントから認証済アカウントへのリクエスト、プランの変更ができます。
まとめ
LINE公式アカウントは安価で効果の高い情報発信を行える方法です。
普段からなじみのあるLINEですので、発信側もすぐに使い方が把握できると思います。
生活に密着しているLINEを使った情報発信は、必ずユーザーの目に触れます。
運用コストも規模が小さいうちは無料で運用できるため、まずはやってみて損はありません。登録も5分もあればできますので是非アカウントを作成してみましょう。
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