どうも、ぱっちゃんです。
今回はYahoo!ショッピングにおける発送代行業者の選び方や費用等について解説します。
月収が8~10万円を超えたあたり(月商で言えば50~100万くらい)を超えてくると受け取りや梱包、発送作業が大きな負担になってきます。
梱包や発送は大事な作業とはいえ、この作業自体は利益を一切生まない無駄な作業です。
この無駄な作業を発送代行業者に委託、外注化して、 空いた時間をリサーチや仕入れに充てることでより大きな利益を出すことができます。
ですが、発送代行業者選びは結構大変で、業者の数が多い上、使っている人も少なく情報もなかなか出てきません。
今回はそんな発送代行業者のサービスや仕組み、おすすめの業者を解説します。
今後、規模を大きくして稼ぐつもりの方や外注化を考えている方は是非読んでみてください。
Contents
発送代行業者の選び方は?
発送代行業者は非常に多く、僕が確認しただけでも60社以上あり、情報も少なく、業者の選び方で悩んでいる人も多いようです。
代行業者は何を基準に選んだらいいのか。ここではそんな発送代行業者の選び方を見ていきましょう。
代行手数料
まず代行手数料等の料金です。代行手数料とはざっくり 「商品を代行してもらうのにかかる料金」の事です。
契約料や保管料、出庫作業量など諸々の料金を総称して代行手数料と呼んでいます。
この代行手数料、業者によって価格がピンキリなうえに発送代行業者の料金体系は非常に分かりにくく、そもそも詳しい料金を載せていない業者もたくさんあります。

この代行手数料は発送数や商品の大きさ、保管日数等様々な要素で変動します。
さらに各会社独自のオプションを利用するかどうかでも変わってきます。
つまりケースバイケースなので自分の事業で利用する場合いくらになるかといった正確な料金は分かりません。
HPを見ても正確な料金が分からないことが多く、一応参考料金表や他の事業者の参考価格例なども載っていますが、全くあてになりません。
そのため、 気になる業者を数点ピックアップしたら実際に自分の事業の規模感を伝えて見積もりを取ってもらいましょう。
同じようなサービスや立地条件の業者から見積もりを取ってみて一番安い業者を検討する、といった選び方が良いでしょう。
場所
自分の家の近所に倉庫がある業者が理想ですが、なかなか難しいと思いますので、 東京か大阪辺りの業者にしましょう。
発送代行業者の送料は業者の倉庫場所が基準になります。 業者が東京で、発送先が北海道なら「東京―北海道の配送料金」になるわけです。
もしこれが北海道に業者の倉庫があって沖縄に送る場合「北海道ー沖縄の配送料金」になり、料金が割高になってしまいます。
とはいえ、買ってくれるお客様の住所をこちらが選べるわけではありません。
そのため、東京や大阪のように 傾向的に利用者が多く(北海道や沖縄からの注文はそこまで多くない)どこからも遠くない場所にある業者を選ぶといいでしょう。
オプション・発送サービスの種類
発送代行業者は会社ごとに様々なオプションやサービスを扱っています。
自分の扱う商品にあったサービスを展開している業者を選ぶことで費用を抑えたり、便利に利用することができます。

例えば 小さい荷物が多い場合はメール便に強い業者、宅急便がメインなら宅急便の料金が安い業者。
他にも荷扱いや梱包が丁寧であることを売りにしているとか、会社のサービスや特徴・傾向も考慮するといいでしょう。
サービスの内容は業者によって様々ですが、一般的なギフトラッピングや値札タグ発行のほか、X線検査までやってくれる業者もあります。
自分の事業にあったサービスを展開している業者を選びましょう。
無在庫の発送代行業者を選ぶ際の注意点
無在庫販売で発送代行業者を利用する際は通常の発送代行と一部手順が異なる点に注意しましょう。
- 商品が売れる
- 仕入先で購入する
- 発送代行業者の住所に送る
- 代行業者に発送オーダーを入れる
- 仕入先から代行業者に商品が到着する
- 代行業者で検品と梱包を行う
- 代行業者が発送する
- 発送後の出荷連絡をもらう
本来の有在庫販売の場合、商品を仕入れて代行業者に納品し、そこから販売し、発送依頼をかけるという流れになります。
が、無在庫販売は売れてから仕入れるので手順が変わります。この手順できちんと対応してくれる業者を選びましょう。
多くのところでは問題ないと思いますが念のために契約前にこの仕組みについてきちんと確認を取ったほうがいいかもしれません。
また、配送代行業者ではなく個人に保管や発送を外注している方もいるようですが、リスクが高いのでお勧めしません。もし、預けていた商品の管理や梱包、発送が適当だった場合、クレームや損害を出さないとも限りません。
会社であれば無責任なことをやれば会社として存続できませんから、 一定水準の荷扱いスキルや責任感は保証されています。
また、事業として効率よく作業が行える体制にあるので、 料金も個人に比べて極端に高くなるといったこともありません。(むしろ個人より安いケースの方が多いです)
「会社」という確かな基盤に基づいて業務を行っている会社に比べて、意識や責任感の薄い(傾向にある)個人への発送代行依頼は避けたほうがいいでしょう。
もちろん友人や家族など信用できる方であれば個人への依頼も一つの方法ではありますが、プロに任せるのが一番良いです。
発送代行業者の費用は?
先述したように発送代行業者の料金は非常に分かりにくいです。発送代行業者へ荷扱いを依頼する場合、様々な項目の料金が発生するのがその理由の一つです。
ここでは発送代行業者を利用する際、料金がかかってくる項目について解説します。
ここの項目を理解しておくと、業者のHPを見た時に、ざっくりいくらくらいかかってくるのか計算できるようになります。
ただし、 業者によって無料の項目が合ったり、別の項目名で料金がかかってくることもあるのであくまで一般的な項目として覚えておいてください。
システム利用料(基本料金)
契約したら必ずかかってくる料金で、 いわゆる基本料金です。このシステム利用料に商品の出荷料金や保管料がプラスされていき、最終的な費用が決まるイメージです。
ただし 業者の中にはこの基本料金がかからないところも多いです。
商品入庫・検品
商品を発送代行業者に入庫した際にかかる 「荷受け料金」と「検品料」です。
商品に間違いがないかどうかや正しい数量入庫されたか、商品に問題ないかなどチェックを行います。
業者によって段ボールごとの料金だったり、1個ずつの料金だったり違いがあります。
なので、見積もりの際に自分がメインで扱う荷物を伝えて正確な料金を確認しておきましょう。
商品保管料
業者の倉庫で商品を保管しておく際にかかるスペース代です。
当然 大きい荷物であればあるほど、長期の保管になればなるほどこの商品保管料が高くなります。逆に小さいものであれば一般的に保管料は安くなります。
無在庫販売の場合、ほぼ商品を保管してもらうことはないのですが、一応契約前にこの保管料がいくらかかるか業者に問合わせしておきましょう。
ピッキング・梱包・送り状印刷
実際に商品を受け取って、検品し、再梱包してもらう際にかかる料金です。商品の注文数に応じてかかってきます。
大体1商品でいくら、という料金体系です。この項目も業者によって料金の差が大きいので比較するときはこの項目に注目してみましょう。
発送料
実際に商品を発送する際にかかる費用、つまり 送料です。発送代行業者は 運送会社と法人契約していることがほとんどのため、送料は個人で送るより安いです。
月の商品発送数が多ければさらに安くなるので、こちらも詳しく見積もりを取ってみるといいでしょう。
また、 「どこの運送業者と契約しているか」もポイントとなります。業者によって荷扱いが丁寧、粗いなど「差」を感じたことがある人もいるようです。
資材費
梱包する際に商品に傷がついたり潰れたりしないように 箱に詰める緩衝材やプチプチの資材料です。これも業者によって考え方や料金の出し方が異なるので見積もりの際は要注意です。
発送代行業者のオススメ
最後に Yahoo!ショッピングの無在庫販売でおすすめする業者を3つ紹介します。
ただし、各事業者によって扱う商品も住所もサービスも全く違いますし、料金も人によって大きく変動します。
人によって最適な業者は全く違ってくるため、今回紹介する業者が必ずしも多くの人にとってベストとは言えません。
あくまで「信用できる業者」という観点で紹介しています。
Yahoo!ロジスティックス

Yahoo!ロジスティックスはYahoo!の子会社であるアスクルのさらに子会社(要するにYahoo!グループ)が運営する物流サービス会社です。
なんといっても Yahoo!グループなので、Yahoo!ショッピングに特化しているので安心して荷物を任せられます。
Yahoo!公式発送代行業者と言えるでしょう。Yahoo!ショッピングで配送代行を利用する際は真っ先に検討したいサービスです。
特徴
Yahoo!グループだけあって、Yahoo!ショッピングで商品を販売している人にとっては最適なサービスです。

- Yahoo!の特急配送サービス「あすつく」にも対応可能
- Amazon等他のモールを利用しても変わらないシンプルな料金体系
- 1個からでも対応可能
標準的な機能・サービスを有しており、また各種オプションも充実しています。 特に目立った大きな特徴はありませんが安定した平均以上の物流サービスです。
料金
Yahoo!ロジスティックスの料金は実際に見積もりを取ってみないと分かりません。事業者によって料金が大きく変動します。
ざっくりですが、以下の条件で契約しているところが多いです。
- 初期費用・システム利用料無料
- 保管料1坪当たり3,500~6,000円
- 出荷1件に月500~700円

商品数が増えれば増えるほど保管料は上がりますが、出荷手数料が下がる傾向にあります。
自分の扱う商品の種類や荷物量を伝えて、実際に見積もりを取ってみましょう。
オープンロジ

オープンロジは小口から大口まで対応しており、 シンプルな契約方法と料金体系で人気の発送代行業者です。特にスマホやAPIなど、オンラインによるサービスに力を入れています。
パソコンやスマホでいつでもどこでも業務が行える、APIによる連携システムなど、デジタル化による効率アップを図っている業者です。
特徴
オープンロジの特徴をひと言で言うと「あらゆる面でシンプル」な点が挙げられます。

- サービス利用開始までが早い
- WEB上での操作がシンプル
- 独自のAPIで管理時間やコストの削減が可能
- 海外配送にも対応
通常、発送代行業者との契約は見積もりから始まって、打ち合わせ、契約内容確認、審査など実際に利用を始めるまでに時間がかかります。
オープンロジはこういった面倒な手順をできる限り簡略化しており、登録完了すればその日から利用できるなど様々な面で手順がシンプルになっています。
とにかく早く代行を利用したい、という方には最適です。
料金
オープンロジの料金です。 オープンロジは初期費用、月額固定費(基本システム料)は無料で、 保管料と配送料金がかかります。
また、 倉庫利用料金(保管料)が荷物の大きさに応じて「料金×日数」で課金されます。


配送料金は荷物の大きさで変動し、全国一律料金で沖縄だけ追加料金がかかります。
オープンロジはHPに細かい料金表を載せていますので、比較的見積もりと予測の誤差が出にくいでしょう。ただし、正確な計算をするために見積もりは必ず出してもらってください。
シッピーノ

シッピーノは大手ECサイトで出品している人すべてにおすすめできる発送代行業者です。
AmazonFBAやマルチチャネル、自社物流倉庫などを最大限利用し、全自動によるスムーズな商品管理が可能になっています。
特徴
シッピーノの特徴はなんといってもその「万能さ」です。

- 大手ECサイトすべて網羅
- システム全自動化
- AmazonFBAやマルチチャネルを利用して楽々出荷
Amazonマルチチャネルを利用し、Yahoo!ショッピングで売れた商品をAmazonFBA倉庫から全自動で出荷したり、FBAではなく自社契約の倉庫から出荷したりとあらゆる連携が取れます。
若干管理費コストが他と比べて高いですが、その分のメリットは十分にあると言えるでしょう。
AmazonもYahoo!ショッピングも利用している人には特におすすめのサービスとなります。
料金
シッピーノの利用料金です。まず、基本料金として 1連携につき、月額9,800円かかります。
後は 出荷件数による従量課金と、 全ストアSKU数に応じた従量課金がかかります。さらに年間15,000円の保守点検費用がかかります。


HPに簡易お見積りフォームがありますので、まずは簡易見積もりフォームでざっくりとした料金の確認をしてみましょう。
まとめ
発送代行業者を利用すると、手数料がかかる代わりに 今まで時間のかかっていた受け取り、保管、検品、梱包といった面倒な作業をすべて代行してもらえます。
直接利益を生まない付帯作業を外注して、空いたその時間を仕入れに充てることで、さらなる利益が上げられるでしょう。
発送代行業者は非常に数が多く、またそのサービス、料金、会社の場所など様々です。
一人一人最適な代行業者は変わってきますので、まずは色々調べてみて自分に合った業者をピックアップし、最終的に数社から見積もりを取る、という手順で最適な業者を探してみてください。
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